新着豆のご紹介|ホンジュラス Finca Androz
ホンジュラスの北西部に位置する、サンタ・バルバラ県にありますアンドロス農園。
品種は【パライネマ】。
コーヒーの栽培において大きな悩みの種のひとつがサビ病や害虫による病害。
風味特性に優れていると言われるアラビカ種ですが、病気にかかりやすいという弱点があります。
最近あまり耳にしなくなって来ていますが、聞いたことがある方も多いであろう「カネフォラ種」。
別名「ロブスタ種」。
カネフォラ種は病気耐性があり生産量も見込める品種ではあるものの、「味わい」の点においてはアラビカ種の方に軍配があがる傾向です。
“病気にも強く、風味にも優れた品種があればなぁ. ..🍒🍒”
そう思ったり思わなかったりするわけです。
その時にまず考えるのが【アラビカ種とカネフォラ種の交配種】という発想ですが、どうやらアラビカ種とカネフォラ種は染色体の数が違う為、自然交配は起こりえないとされて来たそうです。
しかし偶然にもこの2つの品種の自然交配が成立し、アラビカ種とカネフォラ種、どちらの性質も持ち合わせたハイブリット種が1920年代に東ティモールで発見されました。
この品種が後にコーヒー業界に大きな貢献をもたらします。
このハイブリット種が発見されて以降、ホンジュラスの研究機関でも品種の研究、改良が行われており、これまでにたくさんの素晴らしい改良品種(ハイブリット種)が生まれて来ました。
今回ご紹介するアンドロス農園のコーヒー、パライネマ種もそんな研究から生まれた耐病性のあるハイブリット種です。
カネフォラ種の血が混じった品種であるために味わいに疑問を持たれることもあるハイブリット種ですが、2017年のホンジュラスのカップ・オブ・エクセレンスで1位を獲得したロットがこのパライネマ種だっことからいっきに注目を集めました。
長い年月をかけて研究して来られた方々と生産者の努力の賜物です🍒🍒
当店で販売を開始しましたアンドロス農園のコーヒー。
透明感があり、イキイキとした爽やかな酸が印象的です。
カシスやブドウを想わせる果実感があり、赤ワインのような芳醇でエレガントな雰囲気も漂います。
品種改良によって生まれた耐病性ハイブリット種と精製方法の掛け合わせによって生まれる唯一無二の味わい。
是非チェケラお願いしますね😎👍✨
【フィンカ・アンドロス】
生産国: ホンジュラス
地域: サンタ・バルバラ
標高: 1,550masl
品種: パライネマ
精製: ナチュラル